コミュニケーションを拒否していた夫と高額の養育費を取り決めて離婚が成立した事例【離婚解決事例62】
50代夫婦 妻が依頼者
夫との性格の不一致により離婚を申し出るが拒否された。
夫婦間でコミュニケーションがとれず、ケンカにすらならない状態で、話が進まない。
妻は子どもを連れて別居し、その後も何度か離婚を求めたが夫からは返答なし。
そのような状態で数年が経過したが、子が成人したのを契機に離婚問題の解決に乗り出す。
妻が連絡をしても夫は無視をする可能性が高いので、交渉段階から弁護士に依頼することにした。
従前、夫は離婚について強い拒否反応を示していたので、交渉で離婚を成立させることが困難であることが予想され、調停申立も視野にいれつつ弁護士から夫に連絡をとった。
夫から弁護士に応答があり、離婚については難色を示しながらも、調停になるのは避けたいことや、現時点の夫婦の実態を考えると離婚を受け入れざるを得ないという考えを持っていることが確認できた。
その後は、夫と妻の離婚条件を調整し、無事に離婚が成立した。
妻は、当初は、養育費をもらえなくても離婚が成立すればそれでよいという考えであったが、結果として高額の養育費を取り決めることができた。
コメント
さまざまな事情により、当事者同士では円滑にコミュニケーションをとることができない場合があります。
夫は、最初は、妻の代理人である弁護士に警戒感を示していましたが、交渉を重ねるにつれ態度が軟化し、自分の感情や意見を率直に弁護士に伝えるようになりました。
妻は、弁護士通じて夫の考えを聞き、夫の意見も取り入れたうえで協議を進め、結果として高額の養育費の取り決めをするに至った。
コミュニケーションをとることができなかった夫婦の間に、弁護士という第三者が介入することにより、お互いの考えを伝え合うことができスムーズに離婚を成立させることができた好例です。
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