弁護士が代理人についたことによりスピード解決した事例【離婚解決事例49】

 

50~60代の夫婦

性格が合わずに長年の積み重ねにより夫婦関係は悪化し、ほとんど会話がない状態が続いてた。
妻は何度か離婚の申し出をしたが、その都度、夫は「考える」「少し待って」など適当にあしらい正面から向かい合おうとしなかった。
妻が強く離婚を求める態度に出ると、夫は怒って出て行ってしまった。

妻から夫に連絡をとったが夫は一切応答せず音信不通の状態が続いた。
妻は今後の人生をこのような中途半端な状態ですごしたくないという気持ちが強く、子どもを通じて連絡をとろうとしたが、それにも夫は応じなかった。
妻は夫の親族に離婚したい気持ちを伝えたが、夫の親族も夫との取り次ぎはしてくれなかった。

妻は、夫と離婚の話し合いをすることは困難だと感じ、調停や裁判を覚悟で弁護士に調停申立を依頼した。

弁護士に相談をした結果、いきなり離婚調停を申し立てるのではなく、まずは妻が離婚を希望していることや離婚条件を記載した書面を弁護士が夫に送ってみることになった。
弁護士が夫に書面を送ったところ、これまで一切応答がなかった夫から反応があり、そこから弁護士を通じて離婚の協議が順調に進みほぼ1ヶ月で離婚が成立した。

コメント

状況から離婚は避けられないと感じていても、なかなか決断できない人は多いものです。

このケースの夫も頭では分かっていても気持ちがついていかず、結論を先延ばしにしていたタイプのようです。また、長い間、夫婦の間で会話がなかったので、お互い向き合って話をするのが難しい状態でもありました。

このケースは、妻が弁護士を代理人につけたことにより妻が本気で離婚をしたがっていること、いつまでも逃げるわけにはいかないことが夫に伝わり決断を促した好例です。また、弁護士を介することにより、互いに直接向き合ってやりとりする必要がなく、双方ともいたずらに感情的にならずに解決に向かうことができました。
依頼者の方は「もっと早く依頼をしていれば、無駄な時間と労力を使わず済んだのに」とおっしゃっていました。

 

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