不貞相手に対する慰謝料を請求し今後の接触しないことを約束させた事例【離婚解決事例36】
30代夫婦 妻が依頼者
夫の不貞行為が発覚したということで相談に来られました。
夫は以前にも同じ女性と不貞行為をしており,その際に不貞関係を解消する旨の書面を作成しているにもかかわらず,再度同じ女性と不貞行為におよんでいるとのことです。
夫は,離婚したくない,反省しているとはいうが,以前に関係解消を約束した後も不貞関係を継続していた経緯があり信用できない。また夫と女性は仕事関係者であり今後も接触が避けられないと思われます。妻としては,子どもが幼いので離婚は避けたいが本当に関係が解消されるか不安が大きいという状況でした。
前回の約束が反故にされた経緯もあり,妻は,訴訟提起を希望。
女性に対し慰謝料を請求する訴訟を提起しました。
形としては慰謝料請求をしていますが,妻の主目的は,女性にことの重大性を理解してもらうこと及び今後夫と一切接触しないことを約束してもらうことでした。
訴訟では,女性が妻に慰謝料を支払うことに加え,女性と夫が今後接触することのないように事細かな取り決め,それに違反した場合の違約金についても取り決めをして,和解が成立しました。
コメント
以前に不貞行為の解消を約束する書面を取り交わしているにもかかわらず,再度の不貞行為であり,妻としては,今回は前回のように書面を取り交わすだけでは不充分だと考えていました。今回は,裁判所での和解で,今後は夫と女性の接点がなくなるような方法を決めたことに加え,違反した場合の違約金も決めることができ,不安が解消されました。
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