結婚は判断力の欠如,離婚は忍耐力の欠如・・・
アルマン・サラクルーというフランスの劇作家の格言に、
「結婚は判断力の欠如による。
離婚は忍耐力の欠如による。
再婚は記憶力の欠如による。」
というものがあります。
「判断力の欠如」と結婚
人は恋に落ちると脳内の「恋愛ホルモン」やドーパミンが活発に分泌されて「恋は盲目」の状態になり、相手の欠点や問題点に目が行かず、どうしても理性的な判断が難しくなります。
つまり、とりわけ恋愛結婚においては、判断力が欠けた状態のままに結婚という人生における重大な決断をしがちなのです。
そう言えば、スピード婚の夫婦の離婚相談は珍しくありません。
「忍耐力の欠如」と離婚
いざ結婚すると、元々は赤の他人であったふたりが共同生活をするなかで、様々問題や困難に直面し、その過程で何かしら摩擦や葛藤が生じることは避けられません。
二人三脚をするためには、お互いに相手に合わせたり我慢することが必要なように。
この忍耐が足りなければ、結婚生活を続けることは時に難しいです。
その意味では「忍耐力の欠如」が離婚を招くとも言えそうです。
もっとも、結婚した以上は結婚を続けるためにひたすら耐えしのぶのが正しいことかと言えば、必ずしもそうではありません。
特に、結婚相手に問題があるケース、たとえばドメスティックバイオレンス(DV)やモラルハラスメントの傾向がみられる場合は、長期間にわたって耐え続けることで自らの心身に深刻なダメージを与えてしまうことがあります。
「子どもが大きくなるまで我慢する」という人もいますが、その間もダメージが溜まり続けますし、そもそも、婚姻関係に問題を抱え、それを子どもの前でも隠せない父母のもとでの生活が子どものためになるとも限りません。
つまり、忍耐力を発揮すべきでないケースもあるということですね。
「記憶力の欠如」と再婚
そして、離婚した人は「もう結婚なんて懲り懲り。」とおっしゃる方が大半です。
離婚することは結婚することの何倍も大変であると痛感していた人が、その経験をすべて忘れてしまったかのように、意外と短期間のうちに再婚なさったりします(またしても「判断力の欠如」をきたしているとも言えますが)。
ただ、その一方で、過去の経験を活かして、「判断力」や「記憶力」を発揮してパートナーを選ぶことができれば、再婚によって豊かな人生を新たに切り開くことができるのも事実です。
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