有責配偶者である夫からの離婚請求で調停離婚が成立した事例②【離婚解決事例31】
【キーワード】有責配偶者からの離婚,慰謝料,調停離婚
有責配偶者の夫からの依頼
夫の不貞行為により3年前に別居。別居後,夫は不貞相手とは別れたがそのまま別居を継続。別居時に婚姻費用の額を明確には決めておらず,毎月妻が請求してくる金額を婚姻費用として支払ってきた。しかし妻が要求する金額が次第に高額になり支払うことができなくなってきた。婚姻費用を減額するとともに離婚に向けての話し合いを希望,夫から婚姻費用確定調停,離婚調停を申し立てる。
調停では夫から離婚の条件を提案
妻は,養育費の金額に不満を示していたが夫の収入を示し増額が困難であることを説明。その上で,養育費は22歳まで支払うこと,夫名義の自宅不動産を財産分与として妻名義にする,離婚後の住宅ローン支払は妻が負担するが,ローン完済まで夫も慰謝料代わりとして毎月3万円を援助,という条件で離婚が成立。
コメント
そもそも妻が離婚を承諾するのかが大きなポイントでした。
また,仮に妻が離婚を承諾したとしても,オーバーローンの自宅をどのように処理するのか等々,当初は問題が山積みでした。
しかし,妻が自宅不動産の取得を希望しそれが叶うのであれば離婚に応じてもよいということであったので,この条件をどのような形でかなえるかという方向で妻側と協議を重ね無事に離婚が成立しました。
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