弁護士ってどうやって依頼すればよいの?-依頼した方がよいの?編- 2016/11/18
コラム 97 弁護士ってどうやって依頼すればよいの?-依頼した方がよいの?編- 2016/11/18
弁護士に相談をする場合のスタンスはひとそれぞれです。
①弁護士の手を借りずに自分で解決したいが助言が欲しい。
②弁護士に代理人になって欲しい。
③場合によっては弁護士に代理人になって欲しい。
③のように,弁護士を代理人に依頼しようかどうか迷っておられる方から相談時に「弁護士を頼んだ方がいいんでしょうか?」「弁護士を頼まないといけないのでしょうか?」という質問を受けることがあります。
この点については,私はつぎのように説明しています。(離婚事件の場合です)
まず,紛争が訴訟になっている場合は,弁護士に依頼した方がよいです。
制度上は裁判はご本人でもできるようになっていますが,裁判では訴訟法で定められたルールがありこのルールに沿って主張や立証をしていく必要があります。
調停の場合は,①財産分与等の金銭面での調整が複雑な事案,②相手に心理的に支配されてるような事案は弁護士に頼んだ方がよいと思います。しかし,それ以外の場合は弁護士が絶対必要というものではないのでご自身の状況に応じて依頼する,しないを選択なさってよいと思います。
協議の場合は,いろいろな要素がからんでくるので一概には言いにくいのですが,自分が相手と直接話すことができる状態かどうかがポイントになると思います。
それと,協議の場合には「弁護士を代理人につけない方が上手くいく場合」というのもあります。これは相手の気質によるところが大きいのですが,「これは弁護士が代理人にならない方が上手くいくな」と思う場合は,そのようにアドバイスしています。
弁護士 辻 祥 子
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