不貞行為の慰謝料請求に対して相場よりも低額での和解が成立した事例【離婚解決事例24】
【キーワード】不貞行為 慰謝料請求 訴訟上の和解
女性から訴訟代理人の依頼。数年前から妻子ある男性と交際を継続している。
男性が妻子と別居し,こちらと同居するようになった。
妻が,婚姻関係破綻による慰謝料300万円を請求して訴訟を提起してきた。
訴訟においては,妻が請求している金額の半額以下の金額を分割で支払うという内容で訴訟上の和解が成立した。
コメント
裁判で判決となった場合,認められる慰謝料の金額にはおおよその相場があります。
しかし,判決で相場通りの慰謝料が認められたとしても,支払う側の経済的状況によっては,判決通りの金額が支払われず,また強制執行もできず,判決がいわば「絵に描いた餅」になってしまうケースもあります。
そのような事態が予想されるケースでは,例え,相場より低い金額であっても,支払う側が「これなら支払えます」と言っている金額や支払方法で和解した方が金銭面ではよい結果になることがあります。
本件は,このようなケースの一例であり,裁判所と妻側に,女性の経済的事情を説明することにより,女性の意向に沿った和解が成立したケースです。
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