子供に対するDVを理由に離婚が成立した事例【離婚解決事例18】
【キーワード】子供に対するDV,財産分与,面会交流
夫の子供に対するDVを理由に子供を連れて別居し,離婚調停を申立てたところ,夫から面会交流調停を申し立てられた。
夫は子供に対するDVを否定した上で面会を要求しており,妻側にDVについての客観的証拠はなく,さらに子供自身もDVについて話をしない状態であった。
調停の中で調査官による調査が実施され,調査の結果,夫と子供の関係が通常ではなく特異な関係であることがうかがえること,子供自身が面会を嫌がっていることが指摘された。
調査結果を受けて,夫が現時点での直接的な面会は希望しない,離婚には応じると方針を変換した。
その後,財産分与と養育費の金額を調整して調停離婚が成立した。
コメント
子供に対するDVの事例。
被害者が子供の場合,被害者自身が被害を話したがらないことも多く,難航することがある。
本事例も,当初は,困難が予想されたが,調査官調査の結果を受けて,配偶者側が,DVそのものは否定しつつも,現時点では子供が会いたがっていない,離婚は避けがたいという現状を受け止め,無事に離婚が成立した。
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