代理人として介入した結果,速やかな協議離婚が成立した事例【離婚解決事例16】
【キーワード】協議離婚
30代の夫婦。依頼者は妻。
妻は夫から継続的にモラル・ハラスメントの被害を受け,婚姻後1年ほどで別居するに至った。
別居後妻から離婚を求めるも,夫がこれに応じる気配は全くなかった。
そのため,妻としては,離婚までに長年月を要することが心配された。また,夫との関係性から,夫と自ら協議をすることは事実上不可能であった。
そこで,妻から委任を受けて代理人として協議離婚を夫に申し出て,主としてメールでやり取りを協議を重ねた。途中,紆余曲折もあったが,夫は徐々に態度を軟化させ,介入から2か月ほどで離婚が成立した。
コメント
モラル・ハラスメントの程度は比較的軽微で,立証の困難さもあいまって訴訟では離婚事由が認められ難い事案でした。夫が代理人弁護士を立てなかったことから,夫本人と協議を重ね,相当な数のメールのやり取りとなりました。 メールでは微妙なニュアンスが伝わらず,またそこに書かれた言葉だけがひとり歩きすることも懸念されますが,やり取りが記録として残り,その積み重ねで協議が着実に進展していく場合もあります。
そこで,ケースバイケースですが,特に相手方が本人(つまり弁護士を立てない)のケースでは,協議のツールとしてメールを活用することもあります。
離婚問題解決事例
当事務所の離婚問題の解決事例です。 |
The following two tabs change content below.
姉小路法律事務所
姉小路法律事務所は,離婚,慰謝料,相続・遺言などの家族関係・親族関係の紛争(家事事件)に力を入れている京都の法律事務所です。なかでも離婚・慰謝料事件は,年間300件以上の相談をお受けしており,弁護士代理人として常時数十件の案件を取り扱っております。弁護士に相談するのはハードルが高いとお考えの方も多いかもしれませんが、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。男性弁護士・女性弁護士の指名もお伺いできますのでお申し付けください。 |弁護士紹介はこちら