2回目の調停が成立して,好条件の財産分与で離婚が成立した事例【離婚解決事例14】
【キーワード】財産分与,離婚調停
30代の夫婦。依頼者は妻。
夫が定職に就かない,虚言が多く信頼関係が築けないなどの理由で離婚を求めて別居した。
離婚後まもなく婚姻費用と離婚の調停を申し立てたが,夫が結局離婚を拒否したため,離婚調停は不成立となった。
その後1年ほど経過して改めて離婚調停を申し立て,今回は調停離婚が成立した。
子ども名義の投資信託,親族名義の自宅不動産など財産分与関連で難しい問題があったが,総じて好条件で解決することができた。
コメント
明確な離婚事由がない事案で離婚調停が不成立で終わった場合,別居期間が短いときは,ひきつづき離婚訴訟に移行しても,婚姻関係が未だ破たんしていないとして離婚が認められないことがあります。そこで,調停が不成立となった後に,しばらく別居を続けることを余儀なくされる場合があります。
このような場合,時機をみて,いきなり離婚訴訟を提起することもありますが,もう一度離婚調停を申し立てることも考えられます。
今回は調停が不成立となっても訴訟になると離婚が認められる可能性が高いこと,婚姻費用の支払負担が継続すること,別居が続き心境に少なからず変化があることなどから,2回目の調停ではスムーズに離婚が成立するケースもあります。
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