親権者変更の調停を申し立てて,父が幼い長女と二女の親権者変更を受ける調停が成立した事例【離婚解決事例23】
【キーワード】親権者の変更
離婚して母が親権者として指定されたが,ごく近所で父が子どもらを監護する状態が2年近く続いた。
子どもらは母とも交流していたが,まもなく二女も小学生になることから,親権者の変更を希望し,当事務所の弁護士が受任することとなった。
申立て前,母が子どもらを引き取りたいとの意向を示したこともあったため,激しい争いになることも予想された。
そこで,詳細な申立書を作成するとともに,親権者としての適格性が父にあることを示す資料を種々整えて,調査官調査にも耐えうる態勢で,調停に臨んだ。
このような準備も幸いしたのか,母は親権者変更を争わず,3回目の調停期日に子どもらの親権者を変更する調停が成立した。
コメント
離婚前の主たる監護者は母であったこと,子どもらは父だけでなく母にも好感を持っていること,父が50代半ばであること,などの懸念材料もありましたが,おそらく母が争っても,調査官調査の結果,親権者変更が認められる事案であったと思います。申立までにそのための準備も重ねてきました。
もっとも,子どもの親権や監護権にまつわる事件は,見通しを十分につけることが難しく,その意味でも円満かつ迅速に親権者変更が叶い,何よりでした。
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姉小路法律事務所
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