別居した妻から離婚訴訟を提起されたが,婚姻が未だ破綻していないとして勝訴した事例【離婚解決事例04】
解決までの経過
夫は50代、妻は40代。依頼者は夫側。
結婚から2年後に別居し、その半年後に妻から離婚調停が申し立てられた。
依頼者が離婚に応じなかったため、離婚調停が2回目で不成立となったことから、妻は離婚訴訟を提起したが、婚姻関係が未だ破綻したとはいえないとして、妻の離婚請求は認められず、そのまま一審判決が確定した。
コメント
別居から判決までは2年ほどしか経っていなかったのですが、最後の別居までにも別居をくり返しており、その期間も長期に及んでいました(判決時には、別居期間が婚姻期間を大きく上回っていました)。しかも、最終別居後も話し合いの機会が何度も持たれ、また、小さな子どもがいるわけでもないことから、婚姻関係が破綻していると認められる可能性もあったと思いますが、周到に考えた主張・立証が功を奏し、勝訴判決を得ることができました。
明確な離婚事由がない場合は、そう簡単には婚姻関係が破綻したとは認められないことを痛感させられたケースです。
離婚問題解決事例
当事務所の離婚問題の解決事例です。 |
The following two tabs change content below.
姉小路法律事務所
姉小路法律事務所は,離婚,慰謝料,相続・遺言などの家族関係・親族関係の紛争(家事事件)に力を入れている京都の法律事務所です。なかでも離婚・慰謝料事件は,年間300件以上の相談をお受けしており,弁護士代理人として常時数十件の案件を取り扱っております。弁護士に相談するのはハードルが高いとお考えの方も多いかもしれませんが、まずはお気軽にお問い合わせ下さい。男性弁護士・女性弁護士の指名もお伺いできますのでお申し付けください。 |弁護士紹介はこちら