有責配偶者からの離婚請求で調停離婚が成立した事例【離婚解決事例19】
【キーワード】不貞行為,離婚調停,有責配偶者
夫の不貞行為がきっかけで別居し,夫は別居から数年が経過した時点で事情により退職し,これまで通りの婚姻費用を支払うことが困難になったこともあり離婚を希望した(夫婦間に子どもはいない)。そこで代理人として,離婚調停と婚姻費用確定(減額)調停を申し立てた。離婚の条件として,不動産(住宅ローン支払済)と相当程度の預貯金の分与,年金分割0.5を提示したが,当初,妻は「どのような条件でも離婚はしない」との意思を表明していた。
しかし,現在提示している離婚条件が裁判(訴訟)となった場合と比較してかなり有利であることを具体的数字を示して説得すると同時に,今後の生活に不安を訴える妻の意向を受けて分与する預貯金額を多少増額し再度離婚条件を提案し,最終的には妻が承諾し離婚調停が成立した。
コメント
有責配偶者からの離婚請求でしたが,ある程度妻に有利な条件を提示することが出来たため比較的早期に調停離婚が成立したケースです。
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