コラム 60 アリエリー教授に学ぶ、結婚すべきかどうかの見極め

コラム 60  アリエリー教授に学ぶ、結婚すべきかどうかの見極め   2016/6/28






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 「ダン・アリエリー教授の人生相談室 行動経済学で解決する100の不合理」という書籍を早川書房が出版されています。
 アリエリー教授は「予想どおりに不合理」などの著書で有名な行動経済学者です。

 この本のなかで,教授は「今の彼女と結婚すべきかしないべきか,どうすれば決められるか」という切実な相談に対し,決める前に信頼性の高いデータを手に入れるために,できるだけ実験することを勧めます。
 そして,調べたい状況になるべく近い状況を作ることが実験を行ううえで大切であると指摘しています。

 教授は,そこで,なんとも大胆な提案を示しています。
 それは,彼女のお母さんと二週間ほど一緒に過ごしてみる,というもの。
 それが,彼女と何十年も暮らすのに近い状況であると・・・。

 それでいけば,一方で彼女は彼の父親と二週間ほど一緒に過ごすことになりそうです。

 絶対に普及しない実験であろうと思いますが,一面の真理を突いていると思います。
 日々,様々な離婚関係の相談をお聞きしていて,人は親の影響を拭いがたく受けるものであるという事実を痛感します。
 親に反発している場合でも同じような思考様式,行動様式をとっていることもあります。 自分の人格が形成される過程で最も身近にいた人,これまで小さい時から最も長い時間一緒に,そして身近にいた人の影響を色濃く受けないわけがありません。時にはそれが反面教師としてであっても。

 もっとも,親と二週間一緒に過ごすくらいなら,当の彼女と二週間一緒に過ごす方が実験としては適切であり,また実現も容易ですよね。

 以前,このコラムでも,恋人と婚前に海外旅行に出かけることをお勧めしました。
 
 コラム 38 恋人と海外旅行もせずに結婚してしまってよいのか!? 2016/4/12

 ただ,彼女(彼)の両親の婚姻関係は,自分たちの婚姻関係を占ううえで大変参考になります。
 結婚を決める前に相手の両親(あるいは親)をじっくりと観察する機会を持つことは,相手のことや自分と相手の関係を見極めるうえで,とても貴重な情報を提供してくれます。

 今まさに結婚しようと決めたあなた。
 プロポーズする前に,あるいはプロポーズを受け入れる前に,もう一度相手の親に会ってみませんか。

弁護士 大川 浩介


 

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