コラム 54 結婚式で「ダンス・フラッシュモブ」強行のリスク

コラム 54 結婚式で「ダンス・フラッシュモブ」強行のリスク   2016/6/7






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 「ダンス・フラッシュモブ」という言葉をご存じでしょうか。街頭などで突然複数の人々がダンスを踊り出すパフォーマンスのことで,結婚式でのサプライズの演出として企画されることがあります。
 
 youtubeで「フラッシュモブ 結婚式」で検索すれば,微笑ましい,楽しそうな動画がいろいろと出てきます。
 
 しかし,実際にあった結婚式で,会場は盛り上がったものの,肝心の新婦がショックのあまり泣き崩れて途中で退場してしまったそうです。
 
 この新婦はフラッシュモブが嫌いで苦手だったそうで,そのことは予め新郎に伝えていたということです。それなのに新郎が敢えてフラッシュモブを敢行してしまった。
 この新郎はどうしても自分の結婚式でダンス・フラッシュモブがしたかったのでしょう。

 ただ,見方によっては,このような場でのダンス・フラッシュモブは「ドッキリカメラ」以外の何ものでもなく,結婚式という一世一代の大舞台が「汚される」ことは許せない,というような思いを持つ人もいるかと思います(この新婦がそうかは別として)。
 招待された結婚式で遭遇するのは楽しそうだけど,自分のための結婚式では嫌だと。

 この新郎新婦は,その後離婚したということです。
 新婚旅行で破たんしてしまう「成田離婚」という言葉がありましたが,さしずめ「結婚式離婚」といったところでしょうか。

 このケースでは,フラッシュモブを嫌がっていたことを知っていたのに敢行してしまったというのが致命的ですね。
 離婚までしてしまうことには賛否両論あるでしょうが,一事が万事ですし,本質的なところで配慮がなさすぎると言え,離婚を迫られてもやむをえない気がします。

 なお,本題と関係ありませんが,youtubeで「フラッシュモブ 失敗」で検索すると,サプライズで求婚したものの断られた動画がいっぱい出てきます。こちらはこちらで何ともほろ苦いですね。

弁護士 大川 浩介


 

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