コラム 35 三船美佳さんと高橋ジョージさん,急展開の理由は?

 

コラム 35 三船美佳さんと高橋ジョージさん,急展開の理由は? 2016/4/1






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 離婚訴訟中であったタレントの三船美佳さんとロッカーの高橋ジョージさんが協議離婚を成立させ,三船さんが離婚訴訟を取り下げたそうです。

 三船さんは高橋さんからのモラルハラスメントを理由として離婚とお子さんの親権を求めていました。
 裁判は一年以上続いており,離婚成立までにはまだまだ時間がかかると見込まれていました。
 しかし今月に入り離婚成立に向けて双方が具体的な話合いを始め,三船さんの要求をのむかたちで急展開で離婚が成立したとのことです。
 ネットニュースには「このケースでは,夫側に公開で行われる法廷で明らかになっては困る証拠が出てきたことが考えられる。法廷に立つことを避けるため,ここで離婚に同意した方がいいと思ったのではないか。」という「離婚問題に詳しい弁護士」のコメントが掲載されていました。

 夫側に公開されると困る証拠が出てきた…う~ん,そうかもしれません。
 しかし,そうでないかもしれません。
 私の経験上,離婚事件では「公開されると困る証拠がでてきた」といった分かりやすい理由がなくてもこのような「急展開」が起こることが時々あります。

 離婚事件というのは,生活の基盤に関わることの争いなので,長期化すると疲れてしまいます。
 ふと「もう落ち着きたい」「もう止めにしたい」という気持ちがわいてきます。
 また,依頼者の方と接していて感じることですが,依頼者の方が我々弁護士に話すのは,相手の「悪いところ」「イヤなところ」「許せないところ」「腹が立つところ」などネガティブな面ばかりですが,口には出さないけれど,心の中には家族として一緒にすごしてきた日々が残っています。
 もしかしたら楽しい思い出は一つもないかもしれないけれど,そのような場合でも「家族として一緒にすごした」という痕跡が,最後の最後に相手に対する最低限の思いやりや配慮というものをもたらすことがあるように思います。
 これらのことが作用して「急展開」が起きるケースがあります。

弁護士 辻 祥 子


 

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